壁掛けギタースタンドのメリットと制作方法

壁掛けギタースタンドのメリットと制作方法

こんにちは、Chayumu(@chayumu_onami)です。

 

私の部屋は5畳という狭い空間の中に、様々な音楽機材が配置されています。

 

スペースを最大限に活用するため、ギタースタンドを壁に取り付けることが非常に有益だったので、今回はギターを壁に掛けることのメリットを3つご紹介します。

 

さらに、後半では制作方法も紹介します。

①スペースを広く確保できる

壁掛けギタースタンド

まず、ギタースタンドを壁に掛ける理由は、スペースを有効に使うためです。

 

ギターをすべて床に置いておくと、かなりの場所を占めてしまいます。

 

私は3年前に3台分のスタンドを作り、今年はさらに5台分のスタンドを作りました。

 

また壁以外にも、メタルラックに2台吊り下げることができるので、計10台のギターを掛けることができています。

 

そのおかげで、床に置いているのはベースなどの数台となり、空いたスペースを利用してアンプなどを置くことができました。

メタルラックにはサポート棚を取り付け、挟み込むタイプのギタースタンドを使用している
メタルラックにはサポート棚を取り付け、挟み込むタイプのギタースタンドを使用している

②やる気が湧く

壁掛けギタースタンド

ギターを壁に掛けると、常にギターの姿が目に入るので、「素晴らしいギターだなぁ」と感じるたびにやる気が湧いてきます。

 

ギターを手に取って弾こうとする回数も増える気がします。

 

それから所有しているギターが一望できるので、新しい機材を買う欲が少なくなり、散財を回避することができている気がします。

③ギターの健康状態を保つ

吊り下げ式ギタースタンド

壁掛けスタンドは楽器にとっても良好です。

 

ギターを吊り下げるスタンドは、床に置くスタンドと比べてネックの反りが起きにくくなるため、ギターは常に健康的な状態を保つことができます。

 

また、吊り下げるスタンドでは、ギターの重さによってヘッドが固定される仕組みになっているため、ほとんど倒れるリスクがありません。

 

以上が、壁掛けギタースタンドの利点です。

◎デメリット

デメリットとしては、次の3つが挙げられます。

 

・費用が高い

・壁に穴を開けずに取り付けるためには、工夫が必要

・作る手間が面倒

 

床に置く通常タイプのスタンドであれば、5台同時に置けるもので5,000円程度なのですが、私が制作した壁掛け方法の場合、5台分で28,394円かかりました。

 

通常の床置きタイプのスタンドであれば、5台同時に置けるもので5,000円程度ですが、私が制作した壁掛け方法の場合、5台分で28,394円かかりました。

 

また、壁への設置方法ですが、穴をあけても構わない場合はそのままギタースタンドを取り付けるだけで手間も経費も掛かりませんが、穴をあけたくない、綺麗に原状復帰させたい場合はそれなりの手間と経費が掛かることを覚悟しましょう。

【制作方法】

次に実際の制作方法について紹介します。

 

私はシンプルに1本の2×4材に1本のギターをかける方法を選びました。

 

この方法は、木同士を接合したりしないため、木に多少のソリや歪みがあっても比較的きれいに仕上げることができるため、おすすめです。

 

また後々になっても、木と木の間隔を自由に調整することもできます。

【材料と必要工具】

・2×4材 ¥8,000

・やすり ¥110

・塗料 ¥1,300

・刷毛 ¥110

・ディアウォール(またはラブリコ) ¥8,060

・ハーキュレスのスタンド ¥10,824

・ドライバー

手順① 材料の準備

壁掛けギタースタンド_DIY_Instagramストーリーより
Instagramストーリーより

2×4材は大きくて重いため、ネットで購入することをおすすめします。

 

ホームセンターでも販売していますが、状態の良いものが少ないので、選ぶのに手間がかかります。

 

家まで運ぶのもよほど近くじゃない限りは、軽トラを借りたりしないとなので大変です。

 

おすすめのネットショップは、オカモクやレッドパイン専門店などです。

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ラブリコやディアウォールなどの突っ張る器具の説明書に基づいて、適切な長さに木材をカットしてもらいます(注文時に備考欄に指示を書いてください)。

 

この際には、端材も一緒にもらっておきましょう。作業用の台や、やすりがけの際に巻きつけたりするのに便利です。

 

また、塗装済みの商品もありますので、塗装作業が面倒な場合はそちらを選ぶこともできます。

 

私は天然塗料の柿渋塗料を使用しました。

 

2×4材を突っ張るための器具にはさまざまな種類がありますが、ディアウォールは見た目がシンプルで、工具を使用せずに立てかけることができるのがポイントです。

 

ただし、立てかけるためにはスペースが必要ですので、注意が必要です。

ラブリコは手で回すネジが見えてダサいイメージがあるかもしれませんが、アイアンタイプはドライバーを使用して回すため、本体はスタイリッシュになっています。

 

手順② 2×4材のやすりがけと塗装

壁掛けギタースタンド_DIY_Instagramストーリーより
Instagramストーリーより

端材にヤスリを巻きつけてやすりがけを行います。

 

やすりがけは塗装のノリを良くし、設置後の怪我を防止するためにも重要な作業ですので、丁寧に行いましょう(この作業が最も根気のいる部分ですね)。

 

やすりがけを行った後は、濡れた雑巾で綺麗に拭き取り、塗装作業に入ります。

 

やすりがけと濡れ雑巾での拭き取りを繰り返すことで、より美しい仕上がりになりますが、手間がかかるため、私はそれぞれ一度のみ行いました。

 

今回は柿渋塗料を使い、ヘラを使用して塗装していきます。

 

初心者でも綺麗に塗ることができるよう、柿渋塗料は水で薄めて2〜3回に分けて塗装と乾燥を繰り返しましょう。

手順③部品の取り付け

塗装が乾いたら、ハーキュレスのスタンドディアウォール(またはラブリコ)を取り付けます。

木ネジビットで下穴を空けてから、それぞれをねじ止めします。

 

スタンドはギターを出し入れできるスペースをある程度確保して取り付けましょう。

 

仕上げに蜜蝋クリームを塗って完成です。

【まとめ】DIYで楽しい音楽生活を

以上が壁掛けギタースタンドの制作方法です。

 

DIY作業は日々のタスクから離れ、没頭できるいい時間になります。

 

ギターを壁に掛けることでスペースを有効活用し、大切に保管し、そして愛でることができます。

 

ぜひ、この記事を参考にして、自分の部屋に合った壁掛けスタンドを作ってみてください。

 

それでは、これからも楽しい音楽ライフをお過ごしください。

 
Chayumu

1997年生まれ、マルチプレイヤーミュージシャン。東京音楽大学作曲科卒業。

セッションミュージシャンとしての活動の他、自身のオリジナル楽曲を発表・ライブ活動をしています

またロックバンド”tiny skunk”ではドラムを叩いてます。

写真・動画撮影・編集が得意で、ガジェット好きです。

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